【迷子猫・捜索記】チャチャを探した11日間/*猫の探し方*/

このページは、私が愛猫探しをした際に、
『他サイトさまにて収集・迷子捜しのBBS等でアドバイスを頂いた情報』のまとめページです。

長文ですが――必須事項ばかりですので、全てにお目を通し、実践下さいませ(_ _*)))

『愛猫がいない!』……何をすべき??

猫探しの手引き

2008/09/01

0)まずは連絡!

警察(地域の交番にも)、動物愛護センター、保健所――に、連絡を!

連絡先電話番号がわからなければ、Google等・検索サイトにて、
『地域(都道府県・区・市町村など) 警察』『地域 動物愛護センター』
といったキーワードで、検索をかければ、電話番号を調べる事が出来ます。

特に、動物愛護センターへの連絡は必須です。
センターに保護された動物は、収容期間が過ぎると処分されてしまいます!
(収容期間は、施設によりますが、数日間程度とかなり短いです!!)

愛猫ちゃんがいなくなった地域に、複数の愛護センターがある場合は、
センター同士・横の繋がりがありませんので、個別連絡が必要です。

電話をすれば、職員の方に言われると思いますが、少なくとも3日に1度は電話をかけ、収容された動物に変化がないか、確認しましょう。

ネットで情報を公開しているセンターもあります。
この場合は、ネット確認・電話連絡と両方行いましょう。

保健所では、猫を引き取っていない場合もあります。
市役所・区役所などで、「愛猫がいなくなって探している」という事を伝えた上で、猫の捕獲や引き取りを行っているかどうか、迷い猫の対応方法などを確認した方が良いと思います。
(他に連絡したほうが良い、行政機関があるかもしれませんから)

【清掃局への問い合わせ】

お外で亡くなられた猫ちゃんは、清掃局で引き取られます。
清掃局への問い合わせは勇気のいる事ですが……、清掃局にて、愛猫ちゃんに該当しそうな事故等での引取りがなければ、愛猫ちゃんは必ずどこかで生きているという確証が得られます。

(清掃局で引き取られた場所 → 「捜索範囲」外であれば……、その猫ちゃんが、お探しの愛猫ちゃんかどうか、帰納的推論を下せる)

【警察に届く『拾得物』の公開リスト】
都道府県警察における遺失物の公表ページ

落とした物の分類名は、この場合『動植物類』になるようです。
(情報提供:ちえノミ サマ

1)逃走・失踪が当日の場合

いなくなった場所周辺を、時間帯を変えつつ、小まめに探し回りましょう。

ずっと室内飼いの猫ちゃんの場合、物凄く身近な場所に隠れ潜んでいる事も少なくないようです。
猫が入り込めそうな隙間がある場所・車の下・室外機の下――あらゆる場所を、目線を低くして、優しく名前を呼びかけながら探しましょう。

名前呼びの他に、愛猫ちゃんの好物があるならそれを手にしつつ・カリカリなどは袋に入れてご飯の音を立てる、などの方法も効果的だそうです。

愛猫ちゃんが一番懐いていた人が捜索を行うのが難しい場合、
その一番懐いていた人の声・同居猫ちゃん(仲が悪くない場合のみ)の鳴き声を録音して、それを流しながら探すのも良いそうです。

【失踪日当日でなくても、絶対にやるべき事!】

上記の、呼びかけ・音立ての捜索。
そして、失踪地点周辺には使用済みの猫砂を撒きましょう

失踪地点が自宅ならば、家の周囲に撒いて下さい。。
これは、愛猫ちゃんが自分の匂いに安心して、姿を見せてくれる・帰宅場所がわかる、といった効果があるようです。
(実証例が非常に多いので、必須実践事項であると考えられます)

失踪した愛猫ちゃんの砂がなければ、家族が入ったお風呂の残り湯でも、同様の効果があるようです。

(同居猫ちゃんがいて、
失踪した猫ちゃんと相性が悪くなければ、同居猫ちゃんの使用済み猫砂でも可)

失踪地点が自宅以外で、砂撒きが難しい場合、お風呂の残り湯でも良いと思います。

2)逃走・失踪が2日以降――捜索範囲を把握する

捜索範囲の半径は、以下の数式で求められます。

捜索範囲の半径=(猫のテリトリー最大範囲)+(1日の最大移動距離×失踪日数)

猫のテリトリー範囲・1日の移動距離は、
PET RESCUE 福岡サマの、迷子猫探しのヒントのページによると、

猫のテリトリー(おおよそ)1日の移動距離
オス未去勢約500m〜1km約50〜100m
オス去勢済約250m〜500m約25〜 50m
メス未避妊約150m〜250m約15〜 25m
メス避妊済約 50m〜150m約 5〜 15m

と、なっています。

この表の『猫のテリトリー』というのは、お外に出入り自由な猫ちゃんの、大体のテリトリー範囲です。

いなくなった愛猫ちゃんが、
未去勢男の子・出入り自由の猫ちゃん・失踪日数3日――ならば、その日の捜索範囲は、
半径1,300m圏内(テリトリー最大範囲1km+最大移動距離100m×3日)が捜索範囲、となります。

一般的に洋猫系は、日本猫系ほど活発ではなく、活動範囲もやや狭いそうです。
特にロシアンブルーは、行動範囲をあまり広げないという性質があるようですので、
お探しの猫ちゃんがロシアンブルーの場合、捜索の重点は広範囲<失踪・逃走地点近辺とした方が良いかもしれません。
――無論、ロシアンブルー・洋猫系だからといって、広範囲の捜索をしなくて良いという事ではありません。

【室内飼いの猫ちゃんの場合】

この場合は、表の『1日の移動距離』が、捜索範囲になります。
未去勢の男の子・室内飼い・失踪日数3日ならば、半径300m圏内が捜索範囲、となります。
(テリトリー最大範囲0+最大移動距離100m×3日)

この捜索範囲には、必ずポスターを貼り、チラシはくまなく配布するように心掛けて下さい。
これは、本当に重要です!
近くにポスターがあっても、目に入らない方もいます。生活時間が異なるなどの理由で、隣近所と交流がないお宅もあるでしょう。
出来うる限り、「くまなく、完全配布」を意識して、実践しましょう!!

とはいえ、いきなり全ての住宅へのチラシ完全配布は厳しいでしょうから、まずはポスターを十字路など目立つところに貼り、チラシは猫ちゃんの捜索時等に、少しずつ範囲を広げて配っていくと良いと思います。

できれば、チラシは手渡しが理想です。
渡しながら、情報収集も出来ますし、猫探しの為に周囲を徘徊してても多少多めに見てくれる場合もあるかと思います。

(嫌な思いをする事も、残念ながらよくあるようです……。
でも大事な愛猫ちゃんを見つけ出す為ですから、どうかめげないで頑張って下さい!!
気持ちをわかって下さる・協力して下さる、優しい方も大勢いますから!!)

ただ、手渡しで行うととてつもなく時間がかかります……。
以下に記す、猫ちゃんの捜索に適した時間帯外で、チラシ配布を行った方が、もしかしたら能率が良い場合もあるかもしれません。

上記は、あくまで『平均的な猫のテリトリー範囲・1日の移動距離』です。

人の手によって、愛猫ちゃんが遠くに運ばれてしまったり――等、場合によっては、もっと捜索範囲が拡大している場合もあるかもしれません。

よって――

ポスターは、捜索範囲を超える域の、動物病院・スーパーなどの掲示板にも貼りましょう!!

(捜索範囲を超える域――室内飼いなら半径1km↑、
お外へ出入り自由な猫ちゃんなら、半径2〜3km)

動物病院は、場所によってはポスターを郵送すれば院内の掲示板に貼って下さるところもあります。
まずは電話し、最近猫を保護したという方が病院を訪れなかったかを確認し、ポスターについて打診しましょう。
スーパー等は、行けば貼らせてもらえる筈です。

猫好きな人は必ず目に留めてくれますから、頑張って貼りに行って下さいね。

捜索範囲は、計算上、日々拡大していく事になります。
でも、猫はひとりではそんなに遠くへ行かない生き物、という性質があります。
(元々、自らのテリトリー範囲を作って、そこで生活する――という生態である為)

ですから、失踪・迷子地点は、いつでも最重要・捜索ポイントです!
捜索される時は、何を差し置いても、そのポイントは絶対に探して下さいね。

3)捜索時間・捜索の仕方は?

猫が行動を起こす時間は、大体、ひとけがなくなる夜〜朝方だそうです。
それから、いつもご飯を上げていた時間帯なども効果的のようです。

お外に慣れている猫ちゃんの場合、何かがあって家に帰れなくなっている場合も多いようです。
怪我をしてどこかにうずくまっている、遊びで入り込んだ場所に閉じ込められてしまった――等。

呼びかけにお返事をしていないか、よく耳も澄ませながら、隠れられそうな場所を覗き込みながら探して下さい。
そして時々、後ろを振り返って見て下さい
もしかしたら、探す声に反応して、姿を見せているかもしれませんから……!

ずっと室内飼いだった猫ちゃんの場合も、怪我や閉じ込められて――という可能性も勿論あります。
また、慣れないお外に緊張と恐怖の余り、1週間近く隠れ潜んだ場所から声も出さず、動かない場合も多いようです。
同様に、注意深く、視点を低くして探して下さい。

1)に書きましたが、愛猫ちゃんの名前を優しく呼びつつ、好物やご飯の音を立てて探しましょう。
同居猫ちゃんがいて、失踪した猫ちゃんと仲が良かった場合、同居猫ちゃんの鳴き声を録音して、それを流しながら探すのも、かなり効果があるようです。
(ボイスレコーダー等がなければ、携帯電話の録画モード等を利用すると良いでしょう)

探し方ですが、捜索範囲の最大範囲 → 失踪地点へと、螺旋を描くように行うと、愛猫ちゃんに帰り道が伝わる――という説もあるようです。

猫はとても聴力の優れた生き物で、音の聞こえる方向・その距離も掴めるほどだそうなので、効果的な探し方といえるかもしれません。
地図を良く見て、螺旋を描けるような捜索ルートを探すのも1つの手段かもしれません。

時間的に余裕があれば、声かけ捜索の後、30分〜1時間後に、再度周囲を捜索するのも良いかもしれません。
「さっき、飼い主さんの声がしたけど、今は聞こえない。どこ行ったの……?」と、愛猫ちゃんが潜んでいた場所から出てきている事もあるかもしれません。

――うちの猫・チャチャの捜索を振り返ると、どうもこのパターンだったように思えます。

4)絶対にしてはいけない事!

捜索の際には、
「こんな大通りは渡らないだろう」「橋は渡らないだろう」「林の中には入らないだろう」
……といった先入観は、全て捨てて下さい。

日々の呼びかけ捜索は、大通りなどの危ない場所は避けた方が良い場合もあるかもしれません。

しかし実際問題、探し手がそういった先入観を持ち――捜索を行わなかった場所で、愛猫ちゃんが見つかったという事例はたくさんあります。
ポスターやチラシ配り・情報収集の際には、先入観を捨て、捜索範囲内全てを網羅するよう心掛けましょう。

――猫探しの際に、冷たい言葉を投げつけられ、嫌な思いをした。ここにはきっと○○ちゃんはいないわ、といった思い込みもやめましょう。
そんな場所の片隅に、もしかしたら猫にとっては「良い隠れ場所」があるかもしれません。
実際に、そういった場所で見つかったという事例も見かけた事がありましたから……。

【愛猫ちゃんを見かけたら!】

喜びの余り、慌てて大声を上げて駆け寄る――等は、絶対にNGです!!
愛猫ちゃんがびっくりして(あるいは怒られると思って?)逃げてしまう事例が、非常に多いです。
愛猫ちゃんを見かけたら、そーっとその場にしゃがみこみましょう。
それから、優しく声をかけたり、ご飯を見せたりして、愛猫ちゃんから近付いて来るのを待ちましょう

姿を見かけた日に逃げられてしまっても、落胆しないで下さい。
また、その近辺で必ず会えますし、1度飼い主さんに姿を見せた愛猫ちゃんは全員、お家に帰ることが出来ているそうです!!

(数多の迷子記事を管理されている、迷子猫れすきゅー隊・サイト管理人:るーぴんさん・談)

捜索も大詰めだと自信を持って、頑張って下さいね!!

【置き餌はNG】

愛猫ちゃんより、他の外飼い・野良猫ちゃんを引き寄せてしまう可能性の方が高いため、置き餌はNGです。

他の猫ちゃんがその場所をテリトリーにしてしまうと、愛猫ちゃんがその場所に近寄る事すら出来なくなってしまう事があります。

また、捕獲器などを設置する際にも、お腹が空いていないと捕獲器の中の餌に惹かれる事がなくなってしまうので、NGなのです。

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